2020年12月16日 09:18更新
上越市頸城区に保存されている小型蒸気機関車コッペル2号機を主人公にした絵本を、地元の読み聞かせサークルが完成させ、15日に区内の小中学校などに寄贈した。
完成した絵本「頸城鉄道物語コッペルじいさんのひとりごと」
絵本は頸城区の歴史を知ってもらおうと、地元の読み聞かせサークル「ワンダーランド」が制作した。
物語は小型蒸気機関車コッペル2号機がおじいさんとなって、かつて大正昭和と頸城野を走った時代から、廃線を経て、くびき野レールパークに保存されるまでを語る。
絵本は3年前にサークルが作ったオリジナル紙芝居が元になっていて、絵はサークルのメンバーが描き、B5サイズ、35ページにまとめられた。
サークルでは絵本を100冊作成。このうち62冊を15日、市教育委員会を通じて頸城区の小中学校4校や市内の4つの図書館に寄贈した。
読み聞かせサークルワンダーランドの代表 大越さとみさんは「本にすると(紙芝居では)伝えられなかった解説や、レールパークの車両を見ることができる。総合学習の副読本としてつかってもらえたら。(読むこどもたちへ)愛着を持ってこの地で活躍してほしい」と話した。
本を受け取った学校教育課の宮川高広課長は「しっかりと学習に役立たせてもらいます」と話した。
絵本は、高田、直江津図書館と頸城、浦川原の分館で、12月19日土曜日から閲覧できるということ。絵本の製作には上越市の地域活動支援事業を活用している。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.