2020年10月27日 12:30更新
治水対策として国が進めている保倉川放水路の整備計画について上越市議会は27日、早期に工事に着手するよう高田河川国道事務所に要望書を手渡した。
工事の早期着手を求める要望書を提出したのは、上越市議会で組織する保倉川放水整備促進議員連盟のメンバー10人。
保倉川放水路は昨年3月、放水路のおおよそのルート帯が発表された。ルートは頸城区の下三分一地区、北陸自動車道の西側を流れる保倉川周辺から上越火力発電所近くの夷浜地区に至る約3kmで、幅は約1kmとなっている。
現在は、現地調査を進めている段階。同時にルートにかかる地域住民に対して放水路で分断感が生まれないよう、一体感のある地域づくりを目指すこと、また住宅の移転先ではコミュニティを確保することが欠かせないとして、住民の暮らしに配慮しながら具体的なルート案が検討されている。
高田河川国道事務所の堀尚紀 所長は「できるだけ早く概略ルートを決めるべく検討を進めている。具体的にいつまでにルートを発表するか、現段階では申し上げられないが、スピード感を持って検討を進めたい」と述べた。また、保倉川放水路整備促進議員連盟の江口修一 会長は「まだはっきりした日程を聞けなかった。住民も工事を待ち望んでいるので、早急な動きを見せて頂かないと」と力を込めていた。
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