2020年10月13日 18:30更新
高齢者が買い物などに利用するシニアカーの安全講習会が13日、上越市清里区で開かれた。
講習会は高齢化が進むなか、需要が高まっているシニアカーを安全に利用してもらおうと上越交通安全協会清里支部会が開き、地元の高齢者およそ20人が参加した。
シニアカーはハンドルを握ると前に進む電動車両で、運転免許は必要なく、道路交通法では歩行者と同じ扱いになる。最高時速は6キロで成人の早歩き程度のスピードが出る。
講習会でははじめに上越警察署から全国で発生している事故の発生状況について説明があり、過去には高齢者がシニアカーで畑に行く途中、斜面で車体が傾いて倒れて下敷きになり、亡くなったことをあげた。
このあと参加者はシニアカーの運転を体験。参加者のうち半数は初運転だった。初めて運転した参加者は「ちょっと難しかった。でも荷物も載せられるので将来乗りたい」と 話した。
すでにシニアカーを所有している参加者は「(シニアカーで)よそ見をしていて怖い思いをした。大きい車が来た時など気を付けている」と体験談を話した。
上越警察署の板垣昌利 係長は「事故に遭うわけがないと思いがち。心と時間に余裕をもった行動をし、その上でシニアカーを活用してほしい」と話している。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.