2020年10月09日 19:31更新
バリアフリーの精神を学ぼうと、上越市立春日新田小学校の3年生が9日、東京パラリンピックの正式種目「ボッチャ」に挑戦した。
春日新田小学校の3年生は総合学習で「どんな人にもやさしいまちをつくろう」をテーマに学んでいる。3年生の古海恭子教諭は「今後バリアフリーを学ぶ中で、誰でも出来る、誰にでもやさしいという視点から、ボッチャが誰でも出来ることを体感してほしい。バリアを作っているのは私たち自身、それを取り除くためにも子どもなりに学んでほしい」と話す。
ボッチャは障がいのある人と健常者がいっしょに楽しめるスポーツ。ルールはジャックボールと呼ばれる目標の球に向かって、対戦チームが交互にボールを投げる。最終的にジャックボールに近い色のチームが勝ちとなる。
児童はまず上越市社会福祉協議会から福祉とはどういうものか話を聞き、ルールについて学んだあと、グループごとに分かれてクラス対抗戦を楽しんだ。児童はボールが思った以上に重いと話しながらも「病気の人とか子どもでも遊べるゲーム」「障がいの人でも普通の人でも誰でもできる」と競技の醍醐味を感じ取っていた。
3年生は来週13日(火)高齢者の視覚体験や車椅子体験も行う予定。また3学期には、地域にあるカルチャーセンターの改修にあわせてバリアフリーに必要なユニバーサルデザインを提案するという。
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