2020年10月08日 16:41更新
ヤナギバヒマワリが見ごろをむかえる上越市安塚区朴ノ木地区で、7日、地元の小中学生が見物客を迎える準備を手伝った。
山里にひろがるヤナギバヒマワリ。その数は8,000株。 朴ノ木地区では、5年前から棚田の休耕田にヤナギバヒマワリを植えていて、その美しさから「天空のお花畑」と呼ばれている。花は今年も見ごろを迎えている。
例年であれば「棚田カフェ」を開き、多くの人でにぎわった。しかし、昨年は台風19号の影響、今年は新型コロナの影響と2年続けて中止となった。
朴ノ木自治会の小山春高会長は「残念としか言いようがない。今年こそはと思ったが安全のためやむなく中止にした」と話していた。
棚田カフェでは、地元の小中学生がお茶を出してもてなしに務めてきた。カフェが中止となる中、花を見に来る人のためにせめて案内看板とノボリ旗を設置しようと、7日、安塚小学校の5・6年生13人と安塚中学校の1年生15人が作業を手伝った。
カフェは中止だが、11日(日)は棚田にテントを張って休憩所を設けることになった。のぼり旗は、休憩所までの沿道に立てて道案内になる。
小学6年生は「中止だがのぼり旗や看板を立てて多くの人にヤナギバヒマワリのきれいさを知ってもらいたい」
中学1年生は「カフェでお客さんにお茶を出すのが楽しみだった。今年はお茶の提供はできないが、きれいな花を見て元気になってもらいたい」と話していた。
朴ノ木地区では、来年こそはカフェを開きたいと思いを新たにしている。
小山春高会長は「この集落には子どもがいないので小中学生が来てくれると活気が出る。協力があれば続けられる。ヤナギバヒマワリをもっと増やして大勢来てもらいたい」と期待を膨らませていた。
新型ウイルスもさることながら朴ノ木では接近中の台風にも気をもんでいる。状況によっては、11日の休憩所も中止にするという。
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