2017年05月19日 18:21更新
築130年を超える上越市三和区の文化財、林富永邸が21日(日)まで一般公開されている。
林富永邸は、明治16年に三和区神田の庄屋だった富永家の分家が高田藩の土地を購入して建てた。
邸宅は市の文化財に指定されていて、毎年、春と秋に限り庭園とともに公開している。今の時期は新緑が鮮やかで、茅葺の屋根の落ち着いたたたずまいとのコントラストが庭園を歩く人の目を楽しませている。
ケヤキやスギの太い柱や梁が使われた建物の内部は重厚感があり、高い天井とともに建築当時の趣を味わうことができる。
特に、奥座敷には、林富永邸を訪れて書いたとされる勝海舟の書や富永家の親族に贈られたとされる犬養毅の書も展示されている。
そして、奥座敷からは庭とその先に広がる田園風景を望むことができる。水を張った田んぼがまるで湖のように見え、遠くに見える山々とともに借景として楽しめる。
現在この家に住む富永正雄さんは、「新緑を楽しみながら非日常的な空間に浸っていただきたい」と話していた。 林富永邸の一般公開は21日(日)まで。
※2017年5月19日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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