2020年08月31日 18:21更新
お年寄りなど交通弱者の足を確保しようと、妙高市の新井地域で循環バスの実証実験が9月1日(火)から始まる。
循環バスは、新井駅の半径1.5キロ圏内で、27か所の停留所を約40分で巡る。コースは、新井バスターミナルを起点・終点に、東回り5便、西回り5便のあわせて10便。始発は午前9時。最終は午後2時30分発。バスは24人乗り、運賃は区間に限らず1回一律100円。ただしジュニアパスを利用する小中学生、身体障がい者手帳を提示した人、乳幼児などは無料になる。
循環バスの大きな特徴は、市役所やけいなん総合病院などの公共施設だけでなく、複数のスーパーを巡ること。市街地に住みながら買い物に不便を感じる高齢者など、交通弱者のアクセス向上がねらい。環境生活課の岩澤正明課長は「妙高市が進めるコンパクトシティの利便性を確保したい。市内を高齢者が歩いて回るのは大変なため公共交通機関を充実させたい」と話す。実証実験は9月から11月末までの3か月間。市ではその利用実績をもとに来年度以降の本格実施を検討する。
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