2020年07月18日 06:00更新
今町の心意気が勢ぞろい!
「日本遺産」に指定されている直江津の北前船と地域の関わりを知ることができる展示会が上越市立歴史博物館で18日から始まる。
大きな帆をあげて海をゆく北前船。江戸時代から明治にかけて、日本海を往来し、直江津の港にも出入りした。会場には、高田藩の外港であった直江津今町と北前船の関りがわかる資料40点が展示されている。
上越市立歴史博物館の学芸員 荒川将さんは「平成30年に北前船が日本遺産に登録された。ゆかりの資料が市の指定文化財になっている。これらが一堂に紹介されているのが見どころ」と話している。
北前船の絵馬は航海の無事を願うもので、八坂神社や住吉神社などに奉納された。6点が展示されている。
これは、剱神社にある船模型。長さ122㎝、幅38㎝、高さ45㎝北前船の様子を立体的に感じることができる。
これは「海の直江津 春日山五智名所」。鳥が空から見下ろしたように直江津の町が描かれている。
この他、今町の大庄屋として代々町の大肝いりを務めた福永家の文書や往時の繁栄をつたえる船箪笥などが展示されている。
学芸員の荒川さんは「勇壮に帆をかかげ荷を運んだ、北前船の入港に沸いた直江津の町を思い起こすきっかけにしてほしい」と話している。
「直江津今町と北前船の時代」は上越市立歴史博物館で7月18日から10月18日まで開かれている。観覧料は一般510円、小中高校生260円、時間は午前9時から午後5時まで。
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