2020年07月15日 19:05更新
自慢のイッピンを使ってほしい!
地場産野菜や加工品などの販路を拡大しようと、地域の飲食店などを招いた農場見学ツアーが15日開かれた。
ツアーは上越市農産物等販売促進実行委員会がはじめて企画したもの。地域の飲食店や宿泊業など9つの事業者から12人が招かれ、8つの農場や食品加工場を回った。
そのうち中郷区の神成石ファームでは、ブルーベリー20品種を400本栽培している。なかでもピンクレモネードと呼ばれる品種はピンク色が珍しいと、参加者が手で摘みとり味わっていた。地元の日本料理店の店主は「煮るとどんな色になるのか」などを質問し、活用方法を考えていた。
また、和田地区にある土の香工房では、枝豆3品種を約35アールで育てている。ここでは栽培だけでなく枝豆を瞬間冷凍で保存したうえ、ペーストや粉末などに加工している。参加者は、乾燥した枝豆を味わいながら「細かくしてクルトンのように使えるのでは」などアイデアを膨らませていた。
参加した事業者は「現場を見ることで農薬をあまり使っていないなど聞き、安心した。お客様に提供するにあたって生産者の顔を見ることができて良かった」と話していた。生産者の土の香工房の早津薫さんは「収穫から加工まで一連を見てもらった。すでに数名から後日打ち合わせの依頼があったため、今後もさらに広がっていけば」と手ごたえを感じていた。
このツアーは次回10月、果物をメインに行われる。詳しくは上越市の農村振興課まで。
「じょうえつ農の魅力発信×農場見学ツアー2020」
■日時 10月13日(火)8:30集合・17:00解散
■定員 各回10人
■参加費 無料
■申込締切 9月9日(水)
■問合先 上越市農村振興課 販売促進係 025-526-5111(内線1276)
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