2020年06月25日 14:19更新
上越市の小林古径記念美術館は移転工事が順調に進み、今年10月のオープンとなる。それに先立ち上越市議会議員が24日に建物を視察した。
小林古径記念美術館は旧総合博物館内にあったが歴史博物館へのリニューアルに伴い小林古径邸の隣に移転工事が進められていた。施設は古径邸の東側と西側に分かれ広さは合わせて約700㎡。
その内、西側の施設は古径の作品を展示する古径記念室と上越市ゆかりの作家を紹介する企画展示室がある。
古径記念室の室内は壁が紺色に統一されている。これによって白地を基調とした古径作品をより鮮やかに演出できるということ。また照明にも工夫があり、絵に合わせて青や赤などに調光することができる。これにより絵の印象を演出するということ。
また東側は二ノ丸ホールと呼ばれ作品展示のほか、コンサートやワークショップの場として利用できる。室内からは小林古径邸のほか高田城の三重櫓が見える。
この日は上越市議会文教経済常任委員会などから20人ほどが視察した。
文教経済常任委員会の上野公悦委員長は「オープンが楽しみ。美術館はもちろん東京から移築した小林古径邸も見て頂きたい」と話していた。小林古径記念美術館は今年10月3日にオープンする予定。
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