2020年05月28日 15:30更新
上越市民からの行政に対する苦情を調査し、正すべき点があれば改善を求めるオンブズパーソンがきょう28日、昨年度の活動を村山市長に報告した。
オンブズパーソンは、行政活動が正しく行われているかを監視するとともに、市民からの苦情を調査してその改善を図る制度。元県職員でオンブズパーソンの渡邉紳一郎さんが、村山市長に昨年度の活動を報告した。それによると、苦情・相談などは44件。
このうち調査が行われたのは、有害鳥獣の捕獲や生活保護に関するものなど4件だった。いずれも苦情を申し立てた市民に対して、行政の丁寧な説明を求めたという。そのうえで、渡邉さんは現場の職員は、条例や法律をただ説明するだけでなく、なぜ苦情が生まれたか、その背景に気づくことが重要だと伝えた。
村山市長は「市民の不満や思っていることに対応していきたい」と話した。渡邉さんは「互いの意思の疎通を図ることが大事で、そういった場を設けることも重要」と話した。このあと上越市議会の飯塚義隆議長にも同様の報告をした。
苦情の申し立てを行なう場合は、申立書に必要事項を記入し上越市市民プラザにある事務局に提出する必要がある。上越市のオンブズパーソン制度は事務事業の見直しにより、来年9月いっぱいで終了する。
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