2020年05月11日 15:35更新

新型コロナウイルスの感染拡大防止で、先月19日から休館していた上越市の図書館や水族博物館うみがたりなどの公共施設はそのほとんどがきょう11日、3週間ぶりに開館した。

上越市では214の公共施設が休館していた。きょう開館したのは上越市内の交流施設、図書館、公民館、保健センター、市立歴史博物館、水族博物館うみがたりなど193施設。

野球場やテニスコートなどのスポーツ施設も利用可能。ただし上越観光物産センター、ゑしんの里記念館、五智歴史の里会館は今月いっぱい休館が延長される。

このうち高田城址公園オーレンプラザは、きょうの開館にあわせ、きのう市の職員が館内の消毒作業などを行った。

共用スペースは来館者同士の間隔をあけるため、イスの数を減らし、窓が無く換気が不十分な会議室や練習室は使用禁止とした。また、各部屋の利用人数を制限、スタジオは定員100人を15人以下とした。

その他、受付には飛沫を防ぐビニールシートを設置。利用者向けには待機場所の目印を床に貼りました。さらに、館内3か所にいわゆる3密の注意を呼びかけるポスターを張った。

館長の岩野俊彦さんは「こういう状況下で迷惑をかけることもある。ご理解いただければ」と話した。

一方、市立高田図書館はきょう午前10時に開館、午前11時までの1時間で約150人が利用した。

高田図書館でも、オーレンプラザ同様の対応策がとられた他、テーブルは6席を2席にし、利用者が向かい合わず、同じ方向を向くように配置。ソファもひとつおきの利用とした。

 館長の内藤祐子さんは「これまで休館はいつまで？いつから開館？との問合せがけっこうあった。ようやく会館できてホッとしている。感染予防に十分気を付けて図書館に来てほしい」と話した。 

高田図書館では利用を1時間以内にすることや体調がすぐれない人は入館しないよう呼びかけている。