2020年04月30日 15:00更新
新型コロナウイルスの影響で消毒液が不足するなか、上越市で健康食品などを製造する「越後薬草」は、消毒液の代わりとなるアルコール濃度の高い蒸留酒「YASOアルコール70」を開発し、28日上越市に寄贈した。
YASOアルコール70
名前のとおりアルコール度数70度の蒸留酒だが、飲料用ではなく消毒液として開発された。作ったのは上越市の健康食品会社「越後薬草」。「越後薬草」では、新型コロナウイルスの感染予防対策で消毒液が品不足となるなか、厚生労働省が手や指の消毒に高濃度アルコール液を使っても良いと認めたことから、今回の商品開発となった。
「YASOアルコール70」は今年1月、ヨモギやドクダミなどの野草を原料に、「越後薬草」が開発したアルコール濃度40度のスピリッツがベースになっている。塚田和志代表取締役は「地域、社会に会社として何かできることがあるのではないかと考えた。その結果、今がそのできるタイミングだと思いYASOを作ることができた」と話す。
28日は代表取締役の塚田和志さんが村山市長を訪ね、「YASOアルコール70」500mlビン120本を贈った。これに対し村山市長は「消毒薬がなく、市の職員はハイターを薄めて使っていた。子どもたちが簡単に使えるのはとてもありがたい」と話した。
寄贈された「YASOアルコール70」は市内の小・中学校に配布される予定。また市独自に17リットル缶5缶を購入し、健康子育て部などの職員が訪問活動で使用する予定。
塚田和志代表取締役は「子どもにはこれから未来がある。このアルコール液が学校生活において必要なものになることを願っている」と話した。
「YASOアルコール70」はインターネットで購入できる。価格は500mlビンが税抜きで1,000円。詳しくは「YASO」のホームページまで。
■YASO:https://yaso80gin.jp/
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