2020年03月24日 19:11更新
新型コロナウイルスの感染拡大対策で休校措置が続く中、上越市・妙高市のほとんどの小学校では24日、卒業式が開かれた。多くが卒業生と保護者だけが参列する形となった。
24日に卒業式が行われた小学校は上越市48校、妙高市7校。このうち妙高高原北小学校は創立130周年の節目をむかえる中、下級生や来賓は参列せず、卒業生19人と保護者のみで時間を短縮して行われた。卒業生は一人ひとりが岡田和則校長から卒業証書を受け取った。
岡田校長は式辞で「これまで当たり前だったものが失われている。しかし『ないからこそ生み出せる』新しい価値を創意と工夫で作り上げる人に育って」と呼びかけた。続いて卒業生全員で合唱曲「旅立ちの日」を歌った。曲の途中では、担任教諭、そして卒業生が互いにサプライズで別れの言葉を贈りあった。
卒業生の保護者は「卒業式ができない地域もある中で簡単でも卒業式が迎えられたことにすごくうれしく思っている。」男子卒業生は「緊張したが笑顔で終われてよかった。」女子は「卒業式を終えてもう小学校に通えないさみしさがある。式をやらないかもしれなかった。卒業式を開催してくれた先生方に感謝したい。」と話していた。岡田校長も「職員で話し合い、あれもやめるこれもやめるではなくこのような形だからこそできる卒業式にしようと工夫したこともある。通常と同じように卒業証書を渡せて夢を持って中学校に進むことに本当にうれしく思っている。」と子どもたちの門出を心から祝っていた。
上越市内の小学校は24日で全50校の卒業式がすべて終わり、妙高市は25日の新井小学校を残すのみとなっている。
※ご覧の記事の内容は2020年3月24日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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