2020年03月19日 19:15更新
雪だるま高原の運営をしていた株式会社キューピットバレイが解散したことを受けて、地元安塚区の有志がスキー場などの施設の存続を求める署名活動を15日から始めた。4月中に村山市長への提出を目指している。
安塚区の道の駅、雪だるま物産館のレジ脇には施設存続を求める署名用紙が置いてある。精算時にスタッフが声をかけ、署名を呼び掛けていて、訪れた人の中には安塚区外からの市民も署名していた。親子で訪れた女性は「解散を聞いてびっくりした。子どもが小さい頃、2人でスキー場に行って遊ばせていたので思い出がいっぱいある。やっぱりまた再開してほしい。」と話していた。
署名活動の呼びかけは「雪だるま高原の運営存続を求める会」が中心となっている。発起人にはキューピットバレイの初代社長で前の県会議員、矢野学さんをはじめ、観光協会や商工団体などから地元在住の5人が名を連ねている。そのうちの一人、北島稔一さんは「1~2年施設を空けると運営が難しくなると聞いた。早急に新しい指定管理業者の決定を願う。スキー場があるから人が集まる。地域が発展・存続できる力になる。」と話す。
署名は地元地域協議会や町内会、商工会などに協力してもらいながら、口コミやSNSも活用して集めている。 存続を求める会では、上越市全域や柏崎市まで範囲を広げ、4月10日まで活動する予定。集まった署名は4月中に市長と市議会に提出する。北島さんは「うちの子は『安塚にキューピットバレイ無くなったらここにいる意味ないじゃん!』とまで言っていた。子どもたちに自然の豊かなところで何かを残していかないと。署名活動で存続のすべてが決まると思わないが、これを通して『地域にこのスキー場は必要』とみんなに知ってほしい。施設が30年たった今だからこそ、原点に戻って考えていく時間に。」と話している。
※ご覧の記事の内容は2020年3月19日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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