2020年03月04日 16:35更新
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため上越市立の小中学校が4日から臨時休校になった。これに伴い、保護者が昼の間面倒を見ることができない子どもを預かる放課後児童クラブが特別に開設された。休校と同時に、クラブに子どもが押し寄せるのではと心配されたが、これまでのところ、通常より利用が少なく混乱はなかった。
特別開設されたのは、すべての児童クラブ51か所。期間はきょうから春休みが始まる3月21日まで。時間は午前8時30分から午後6時まで。
市教育委員会では、この期間の放課後児童クラブの利用者数をふだんより200人多い約1,800人とみている。
そうしたなか初日のきょう、上越市私立南本町小学校の児童クラブでは、通常約35人のところ、利用は半分以下の14人だった。
児童クラブを訪れた保護者は「利用人数が少ないと聞いた。密集にならないので安心した」と話していた。
南本町放課後児童クラブの橋詰尊子代表は「初日だが思ったよりは少ない。今利用していない子どもの緊急利用が多いと予想していた。体制は十分整っている。感染症が出ないよう気を付けたい」 としている。
児童は、宿題やドリルに取り組んだ他、体育館で縄跳びやドッジボールをして過ごした。
ここでは、感染予防のため手洗いやアルコールによる消毒を徹底している他、こまめに換気もすることにしている。また、今後利用者が増えた場合、他の空き教室を使うなどして、子どもたちが長時間密集しないようにするということ。
今回の特別開設を受け、全ての児童クラブでは、通常の支援員だけでは対応できない場合を想定し、いわゆる教育補助員や介護員などスタッフを増やすことにしている。
教育委員会では「スタッフを手厚く配置するので安心してほしい」と話している。
なお利用料金については、国の対応が明らかになってから決めることになっている。
※ご覧の記事の内容は2020年3月4日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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