2020年02月09日 18:45更新
昭和の中頃まで行われていた、高田瞽女(たかだごぜ)の門付け(かどづけ)を再現する催しが9日、高田の雁木通りで行われた。
この催しは、上越市のNPO法人高田瞽女の文化を保存・発信する会が開くもので、毎年この時期に行われている。
三味線奏者の月岡祐紀子さんを先頭に、妙高市の舘岡祥子さんと上越市の荒木祥子さん、そして同じく上越市の斉藤留美さんの4人が、瞽女に扮して高田の雁木を演奏しながら歩いた。
高田瞽女は、江戸時代から昭和39年まで活動をしていた。
年間300日近くを旅回りで暮らしたが、年末から節分までを高田の家で過ごし、このように高田のまちなかで門付けをする事もあったということ。
演奏はえちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」で高田に立ち寄った観光客にも披露された。観光客は「なかなか聞けないので良かった」「とても良かった」と話していた。
月岡さんは「今年はここ数年で無いくらいの寒さで、雪も降ってきて、こうゆう景色の中で瞽女さん達も歩いたのかなと思いながら歩いた。これからもまだ譜面にできていない曲がたくさんあるので、譜面にして「復曲」させて演奏していきたいと思っています。」と振り返っていた。
沿道には多くの写真愛好家の姿があり、「令和の雁木」を行く瞽女の姿をカメラに収めていた。
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