2020年02月08日 20:13更新
上越市桑取地区の横畑集落に伝わる風変わりな小正月行事「馬」が8日行われた。地元の中学生などが馬に扮し、伝統行事を盛り上げた。
「馬」は若者や子どもが農耕馬に扮し、豊作を願って茶の間を飛び跳ねる横畑集落の小正月行事。ほこりが立つほど豊作になると言われている。この行事は人口減少などにより42年前、一度途絶えたが、地元の有志が後世に伝えようと20年ほど前に復活させた。
馬には伝統行事を体験しようと、地元の潮陵中学校の全校生徒26人や一般の子どもたちが子馬として参加し、飛び跳ねた。最後は大人の大馬が登場し、会場は盛り上がった。
今年は行事を運営するNPO法人「かみえちご山里ファン倶楽部」の元メンバー5人が北海道や熊本など全国から駆け付け、久しぶりに「馬」を演じた。
元メンバーで「馬」を12年ぶりに演じた桑原一徳さんは「ブランクを感じた」と笑う。「大勢の人が来て盛り上がっているようでうれしい。民俗行事が多く、元気で技術を持っている人がたくさんいる地域なので、引き続き元気を発信してほしい」と、今後の発展を願った。
NPOとともに「馬」を運営する地元有志の横田正美さんは「地元の中学生が参加して以来、さらに活気づいている。地元の町内会長と協力して続けたい」と話した。
※ご覧の記事の内容は2020年2月10日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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