2020年01月05日 15:29更新
上越市の卸売市場で5日、初競りが行われ2020年の取引が始まった。
午前7時、新印上越青果市場には仲買人や卸売業者など約50人が集まり、野菜や果物が盛られた縁起物の宝船を次々と競り落としていった。
関係者によると年末は少雪の影響でスキー客が少なく、果物や野菜の出荷が激減したという。新年初日は、昨年の台風の影響もあり入荷は少なめ。特に台風被害を受けた栃木県産のイチゴの入荷量が少ないという。
新印上越青果の栗山寛之社長は「今年も無事に初競りが終わり、いい年になるよう願っている。現在、入荷量は全体的に平年並み。まだ出荷が始まっていない産地もあるので、来週くらいには揃ってくる。今年は東京オリンピックも開催される。市場も活性化できれば」と話した。
一方、隣の一印上越魚市場でも初競りがおこなわれた。初日は日曜日ということもあり、集まった仲買人や卸売業者は通常よりは少なかった。
関係者によると、年末年始はシケが続き、初日の入荷は少なめだという。それでも、石川県で水揚げされたサバ、フクラギ、甘エビなどが多く並んだ。今後は入荷量も増えてくると見られている。
一印上越魚市場の尾崎徹社長は「昨年はサンマ、イカ、サケなど大衆魚が少なかった。今年もどうなるかわからないが、健康に良い魚をたくさん食べてもらいたい。これからはアンコウ、カキ、タラなどがおいしくなってくる季節。ぜひ鍋で食べてほしい」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2020年1月6日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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