2019年12月04日 18:21更新
23歳以下のものづくり職人がその技を競う「技能五輪全国大会」、時計修理部門で金賞に輝いた上越市出身の水澤操さんが4日、入村妙高市長に受賞を報告した。
水澤操さんは、妙高市美守にある「シチズン時計マニュファクチャリング妙高工場」に所属。「技能五輪全国大会」は先月愛知県で開かれ、水澤さんは、時計修理部門に県代表として出場し、最高賞の金賞を受賞した。
この部門での金賞は、工場としてはもちろん新潟県内でも初めての快挙だ。
水澤さんは「決まった瞬間びっくりした。つらい訓練続けてきてよかった」とふりかえっていた。
大会には全国から選抜された15人が出場し、故障した腕時計の不具合を見つけ、分解・修理して組み直す競技や時計の遅れや進み具合を調整する競技に挑んだ。
水澤さんが出場したのは昨年に続いて2回目。
昨年は入賞に届かず、その悔しさをばねに訓練に励んできた。自分の欠点は緊張しやすいことだと、それを克服するため大勢の人が見ている前で、時計の組立てを繰り返した。
その甲斐もあって本番では落ち着いて作業ができたという。
入村市長は快挙を称えるとともに、今後も職人魂で時計を作ってほしいと期待を寄せていた。
シチズン時計マニュファクチャリング妙高工場の原田良紀工場長は「まわりの社員によい影響がある。これからも前向きに挑戦してほしい」とエールをおくっていた。
水澤さんは、来年2月、滋賀県で開かれる技能競技大会に出場する。
「次の大会は年齢制限がない。技術の高いひとが集まる。負けないようきれいに仕上げたい。金めざしてがんばりたい」と意気込んでいた。
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