2017年04月12日 12:09更新
春の訪れを告げる魚「シロウオ」が上越市立水族博物館に展示されている。
「シロウオ」はハゼの仲間で体長は5㎝ほど。上越地方では「小さい魚」という意味の方言で「イサザ」と呼ばれている。主に日本や、韓国の沿岸部に生息し、毎年春になると産卵のために海から川に遡上する。
上越市の桑取川では毎年、サクラが咲くころにイサザ漁がおこなわれ、春を告げる風物詩となっている。卵から孵化した稚魚は川を下り、河口近くで1年を過ごし、再び生まれた川に戻ってくる。
体が透明なため、浮き袋など内臓や、食べたエサも透けて見える。水槽の中では、光の反射によって体が七色に見えることもある。
水槽の隣にはイサザ漁で使用される道具も展示され、漁の方法が紹介されている。
※2017年4月12日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~