2019年10月29日 11:44更新

板倉や三和など、上越市の南部にある5つの商工会は28日、広域連携支援センターを設置した。これにより、各商工会同士で経営指導員を派遣するなどして、事業所の売上げ減少に歯止めをかけ、新たな生き残りを目指す。

広域連携支援センターを設置したのは牧、三和、中郷、板倉、清里の5つの区の商工会でつくる上越南地区商工会。現在の会員は約500人で、10年前に比べ2割ほど減っている。また、多くの事業所が後継者問題に悩んでいるという。

センターの本部は板倉商工会に置かれる。11月1日から活動を始め、「消費増税」「軽減税率」などをテーマにした研修会を月に1回程度開いたり、各商工会の経営指導員をお互いに派遣しあって、会員の相談に応じていく。

28日は、5つの区の商工会長がセンター設置について協定を結んだ。

上越南地区商工会の樋口隆史会長は「指導員も得手不得手がある。得意な分野を連携し伸ばしたい。地域の特色を生かし会員の事業がうまいくことが狙い」と話す。

今回のような商工会の広域連携は、市内では大島、浦川原、安塚の東頸地区に続き2例目。   

※ご覧の記事の内容は2019年10月29日（火）JCVニュースLiNKで放送予定（TV111ch）初回18:30

※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間 10月29日 19:00～11月5日 19:00まで）