2019年10月25日 19:26更新
今年5月、イトーヨーカドー直江津店が撤退した上越市の直江津ショッピングセンター、エルマールに25日スーパーの「ピアレマート直江津店」がオープンした。今朝は開店2時間前から行列ができ、買い物客が押し寄せた。
開店30分前、エルマールの入り口。すでに長い行列ができていた。
午前10時、オープンに合わせて記念の紅白まんじゅうが配られた。
ピアレマート直江津店は、5月に撤退したイトーヨーカドー直江津店の食品売り場と同じ場所。売り場面積も750坪ほどと変わらない。肉、魚、野菜、総菜を低価格で販売するのが特徴。
地元漁港の魚
今日はたまご10個入りが58円など、多くの商品が特別価格となったこともあり、入店を100人ずつに制限するほどのにぎわいとなった。
買い物客は「以前、ヨーカドーで買い物をしていたから、スーパーの出店はうれしい」「直江津に人がいなくなっている中で、よくこれだけの人たちが来た。地域活性化の起爆剤になってほしい」と喜んだ。
また、鈴木正一店長は出店の理由について「スーパーが撤退した場所に再建することはリスクがあるが、それ以上にお客さんの望む声があった。地域密着の店を目指したい」と話した。
ピアレマート直江津店の従業員は、パートなどを含めて約50人。そのほとんどがイトーヨーカドー直江津店で働いていた人たちだ。その1人が、パンコーナーで働く篠宮裕子さん。
イトーヨーカドー直江津店に30年務め、以前はおもちゃなどの販売担当だった。篠宮さんは「ヨーカドーで働いていた仲間と働けるのでうれしい。ヨーカドー時代のお客さんに戻ってきてもらい、買い物を楽しんでほしい」と話した。
イトーヨーカドーが撤退する前は、50店以上あった専門店は44店に。スーパーの出店は買い物客だけでなく、専門店にとっても朗報になった。
和菓子店の店長は「スーパーがなくなった後は、お客さんがさみしいと言っていた。今日はすごくにぎやかでうれしい」と笑顔だった。
建物を所有する頸城自動車の白石雅孝副社長は「約半年間、迷惑をかけた。これからも生活に密着したショッピングセンターを目指したい」と、多くの買い物客を歓迎していた。
ピアレマート直江津店の営業は午前10時から午後9時まで、オープン記念の特売は来週29日(火)まで続く。
※ご覧の記事の内容は2019年10月25日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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