2019年10月08日 18:04更新
キノコ狩りのシーズンを前に上越市で8日、キノコに毒があるかどうか見分ける講習会が開かれた。
講習会は、上越食品衛生協会と上越保健所が毎年この時期に開いているもので、約50人が参加した。
はじめに参加者が里山の林に入り、倒れた木や幹の周りに生えているキノコを収穫。その後、キノコを持ち寄り種類や食用かどうかなどを確認した。
鑑定に当たったのは日本菌学会会員の滝沢博さん。
滝沢さんは一般の人がキノコを見分けることについて「知らないものには手を出さにない。キノコは簡単なようで難しい。詳しい人に聞くこと大事」とアドバイスした。
特に注意を呼び掛けたのが、毒キノコ、ツキヨタケだ。
県内では、今月3日にヒラタケと誤ってツキヨタケを食べた男女2人が食中毒を発症している。
滝沢さんによると、ツキヨタケはシイタケ、ヒラタケ、ムキタケとも間違えやすいという。「知らないキノコは食べない。人にあげない。わからないキノコは捨てる勇気も必要」と警鐘を鳴らしていた。
上越保健所によると毒キノコの見分け方で誤った言い伝えがあるという。
例えば
・柄が縦にさけるキノコは食べられる
・ナスと一緒に料理すれば食べられる
・虫が食べているキノコは食べられる
これらはすべて根拠がないので信じないでほしいと注意を呼び掛けていた。
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