2019年09月27日 14:00更新
大雨による土砂災害に備え、上越市有間川地区にある保育園、小学校、中学校が、25日に合同で避難訓練をおこなった。
合同訓練をおこなったのは、たにはま保育園、谷浜小学校、潮陵中学校の100人。大雨で避難勧告が発令される中、潮陵中学校そばの山が崩れそうになった想定で、全員が谷浜小学校の体育館に避難した。
このうち、たにはま保育園では園児27人が防災頭巾をかぶり、30メートルほど離れた小学校に避難した。乳幼児は、保母が乳母車に乗せて移動。たにはま保育園の川野幸恵園長は「月一回、訓練をしているので落ち着いて避難できた」と振り返った。
保育園と小・中学校はどれも近い距離にあり、年に1回、合同で防災訓練に取り組んでいる。25日の訓練では3分31秒で全員が避難を完了した。谷浜小学校の教頭は「訓練は真剣に取り組まなければならない」と話した。また、有間川地区の住民の藤田正幸さんは「なかなか避難しない人がいるので、率先して避難するよう心がけてほしい」と呼びかけた。
有間川地区を流れる桑取川では2年前、台風の大雨による増水で道路が決壊している。谷浜小学校では来月、防災学習講座を開き、児童が災害につい理解を深めるということ。
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