2019年09月13日 18:15更新
上越市立有田小学校の児童が13日、稲刈りに挑戦した。
稲刈りをしたのは5年生72人。児童はこの春、学校田で田植えをしていて今月刈り取る予定だった。ところがイネが倒れて手刈りがむずかしくなったため、かわりに近くの農家の田んぼで体験させてもらった。
児童は刈り方の説明を受けてから、慣れない手つきでイネを刈っていた。
児童からは「稲刈りは初めて。太い稲を刈るのが難しい。たくさんとれてうれしい。炊き込みご飯にしてみんなで食べたい」といった声が聞かれた。30分かけて児童がひととおり作業を終えたあと、コンバインが登場。あっという間にイネが刈られていく様子をみて、児童は「30分かかったのに機械だと1分。スゴイ!」と驚いていた。
5年生は、収穫したコメで収穫祭を開く予定だ。
一方、妙高市では、イネで文字や絵を描く田んぼアートの稲刈りが行われた。アートのデザインは、令和の「令」を輪で囲って「令和元年」。
稲を刈ったのは、妙高市立新井北小学校の5年生40人。5月にはこの田んぼで田植えを手伝っている。
児童は「令和の文字を刈るのは良い思い出。あたらしい気持ちになる」と作業に汗を流していた。
この田んぼは、妙高市栗原の農業古川賢一さんが提供したもの。古川さんは使わなくなった水田を使って、子どもたちと一緒に14年前から田んぼアートに取組んでいる。
今年は猛暑だった8月上旬に水の確保に苦労したというが、目立った被害もなく上々の出来栄えとなった。
古川さんは「農業はつらいと思われがちだが、楽しくやってもらっている。農業は楽しくやりましょう」と笑顔で話していた。
児童らは、刈り取った稲を掲げて「令和元年は豊作だ~」と記念写真のポーズをとっていた。
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