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手足口病が流行 警報基準の4倍以上 ヘルパンギーナにも注意

2019年09月12日 20:49更新

幼児などがかかる感染症、手足口病が、上越地域で流行している。現在、発症数は県内で一番多く、国が定める警報基準の4倍以上になっている。また、手足口病に似た感染症、ヘルパンギーナも基準値を超えて流行している。感染症の症状や予防について、上越市栄町の塚田こども医院に伺った。

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手足口病、ヘルパンギーナはどちらも子どもの夏風邪と呼ばれる感染症。先週1週間の上越地区の定点当たりの感染報告は、手足口病が23人。国の警報基準5を大幅に超えている。ヘルパンギーナは7人で、警報基準の6を超えている。

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塚田こども医院では、7月から急速に患者が増えはじめ、現在は、ピークを過ぎたものの、先週1週間の患者数は両方の感染症あわせて80人を超えた。塚田こども医院の塚田院長は「例年9月に入ると患者は減るが、手足口病については先週から増えている」と話した。

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感染した場合、どのような症状が現れるかについて塚田院長は「手足口病は手や足、口にブツブツができる。ヘルパンギーナは高熱になり、のどの奥にブツブツができて痛くなる。手足口病は症状が軽く、ヘルパンギーナは高熱で食事もとれなくなる」と話した。

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塚田院長によると、なかには1シーズンで数回かかる子どももいるということ。塚田院長は「いずれもウイルスが原因で発症する病気。予防については手洗い、うがいをするだけでは足りない。おむつ替えのときにウイルスがばらまかれるので、手袋をする、飛び散らないようにするなど大人も配慮が必要」と呼びかけた。 

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塚田こども医院に併設されているわたぼうし病児保育施設では、7月の利用者数が延べ632人で過去最高となり、そのうち130人が手足口病、ヘルパンギーナの患者だった。 

 

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