2019年08月20日 18:20更新
上越市の80代女性が19日、警察を名乗る男などにキャッシュカード2枚をだましとられ、50万円を引き出される事件があった。市内では、先月も同様の手口の被害があり、警察では同じグループの犯行も視野に捜査にあたっている。
警察によりますと19日午後、上越市の80代の女性の自宅に家電量販店を名乗る男から電話があり、「あなたのクレジットカードで同じ品物を20個買った男がいた。不審に思ったクレジット会社から連絡があり、警察に通報した」と話した。
続いて、警察を名乗る男が電話を代わり「あなたのキャッシュカードの暗証番号も今のものでは危ない」などと言い、自宅に人を派遣するのでカードを渡すよう指示した。
それから約5分後、自宅に女が現われ女性はキャッシュカード2枚を渡した。女性は1人暮らしで、電話の後、別の家にすむ家族を通じて調べたところ、市内のコンビニのATMで3回にわたり合計50万円が引き出されたことが判明し、20日警察に被害届を出した。
警察によるとカードを受け取った女の特徴は、以下の通り。
・年齢30代~40代
・身長145cmほど
・小太り
・髪は黒で後ろで束ねる
■先月も同様の手口あり 同一犯の可能性も視野に捜査
上越警察署管内では先月も同様の手口で被害が2件あり、被害額は約520万円だった。また金を受け取りに来た女の特徴が似ているという。警察では同一犯グループの可能性も視野に捜査している。
■電話でたとえ警察を名乗っても金の話が出たら詐欺
警察では、たとえ電話口の相手が警察を名乗る人物でも金の話が出た場合は一度電話を切り、警察署に相談してほしいと呼びかけている。
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