2019年08月08日 10:57更新
新潟県はこの秋、ツキノワグマのエサとなるブナ等の実が不作になると予想し、ツキノワグマが人里に出没する可能性が高いとして注意を呼び掛けている。ツキノワグマの秋期のエサとなるブナ等の実の豊凶状況について、8月上旬まで(7月1日から8月2日)の調査をとりまとめた結果、ブナは全県で「凶作~不作」になる見込みだ。
今年5月高田中心市街地に出没したツキノワグマ
県全体の結果
■ブナ 凶作~不作 凶作~不作
■ミズナラ 不作~並作 不作~並作
■コナラ 凶作~不作 凶作~不作
■クリ 不作~並作 不作~並作
■オニグルミ不作~並作 不作~並作
凶作:結実は認められない
不作:わずかに不作
並作:樹冠全体にまばらに結実
豊作:樹冠全体に密に結実
県ではこの秋、ツキノワグマがエサを求めて人里に出没する可能性が非常に高くなるとして、人身被害を未然防止するため次のことに注意するよう呼び掛けている。
<人身被害防止のポイント>
・クマの目撃情報を確認し、クマが出没しているところには近づかない
・複数で行動し、スズやラジオなど音のなるものを携行する
・クマがの活動が活発な早朝や夕方の入山は避ける
・クマのエサとなる生ごみや不要となった農作物・果実は適切に処分する
・クマを誘引するお墓のお供えものは、お参り後に持ち帰る
・集落周辺や河川敷などクマが隠れそうなやぶは刈り払うこと
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