2019年07月11日 17:00更新
子供と戦争をテーマにした展覧会「平和展」が、11日から高田図書館で始まった。
この展覧会は、上越市が平和について考えてもらおうと毎年、終戦記念日の前後に開いている。今年のテーマは子供と戦争。会場には戦時中の教科書や子供たちに国につくすよう求めた教育勅語をはじめ、子供向けの雑誌やおもちゃなど約100点が展示されている。
上越市の共生まちづくり課古川浩子係長は「ぜひ子どもたちに見てもらいたい」「平成は戦争の無い時代だった。これからの令和の時代を作る子供たちに戦争の無い平和な世界を築いてもらいたい」と話していた。
これは、アメリカやイギリスと戦いながらハワイや東南アジアへコマを進めていくすごろく。
この絵本は、日本軍が勝ち進む様子が大きく描かれている。
雑誌やおもちゃは、どれも戦争の色合いが濃いものばかりで、当時の子供が戦時下の考え方に影響を受けことがうかがえる。
こちらは当時のランドセル。物資不足から革ではなく代用品の紙でできている。
展示を見た年配の来場者は「私もこのころ子供だった。なつかしいといっても苦しかったほう。良いほうではない」と語っていた。
古川浩子係長は「子供たちには今の生活とこの時代の生活がどう違うか見てほしい。昔の子供たちのこと考え、戦争の悲惨さ苦しさを学んでほしい」と話していた。
平和展は8月18日まで高田図書館で開催。
期間中には、広島の被爆者や地元の戦争体験者によるお話し会も予定されている。
※ご覧の記事の内容は2019年7月11日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 7月11日 19:00~ 7月19日 19:00まで)
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