2016年10月31日 10:21更新
直江津の歴史を紹介する絵本が完成し、親子を対象にした読み聞かせ会が10月30日に上越市稲田で開かれた。
絵本は直江津に感心を持ってもらおうと公益社団法人上越青年会議所の「私のまち活性化委員会」が作成。ストーリーは主人公の男の子、なおくんが夏祭りの日に別の世界に迷い込み八坂神社にすむ神様のクイズに答えながら元の世界に戻る物語。クイズは方言や祇園祭など直江津にまつわるもので、八坂神社や直江津駅などが登場し直江津の歴史や文化を知ることができる。物語を考えたのは直江津の青年会のメンバー8人で、絵は上越市で活動するイラストレーター、ひぐちキミヨさんが描いた。
読み聞かせ会は、上越まつりでみこしの川下りが行われる稲田で開かれ、親子など40人が参加した。会場では図書館などで絵本の読み聞かせをしているNPO法人「読み語りジャックの会」のメンバー6人が絵本を読み、スクリーンには絵本のイラストが映し出された。集まった人たちは絵本を通して直江津の魅力に触れていた。
上越青年会議所の「私のまち活性化委員会」八木崇博委員長は「絵本を読んでもらうことで、直江津地域の人は当たり前に考えていた直江津の魅力を再認識してもらえるきっかけになれば。直江津以外の人は魅力を知るきっかけになれば」と話していた。
絵本は直江津にある4つの小学校の1年生全員に配られるほか地元の図書館に置かれる。絵本の完成に合わせ、登場する場所を訪ねるウォークラリーが11月23日に開かれる。
■問合せ:上越青年会議所 ℡025-522-1819