2019年06月06日 19:09更新
妙高市立新井北小学校の3年生が6日、地域の歴史を調べようと校区内にある神社に伝わる伝説を学んだ。
新井北小学校の3年生39人が訪ねたのは、栗原3丁目の神社。ここには、「鼻取(はなと)り地蔵尊」と呼ばれる地蔵がまつられている。地元の住民、古川賢一さんが児童たちに地蔵の名前、鼻取りにまつわる伝説を解説した。
鼻取りとは、田んぼの代かきで使う牛や馬を操る人のこと。古川さんによると、その昔、田植えの時期に鼻取りをする人が不足する中、見知らぬ若い男性が現われ、鼻取りをして代かきを手伝った。
村人が礼をしようとすると、男性の姿は消えていた。それらしき足跡をたどると、ある地蔵の屋敷につづき、地蔵の足には田んぼの泥がついていたという。以来、地蔵は「鼻取り地蔵」とよばれ、神社にまつられた。
地蔵尊がまつられる建物の柱には泥が。伝説を意識した古川さんの演出だ
児童は伝説の話を聞いたあと、古川さん手作りの模型を使って鼻取りを体験した。
このあと、児童たちは特別に地蔵を拝観した。通常は春と秋の祭りのときだけ公開されるものだ。
児童は「昔の農作業は大変だと思った」「栗原に住んでいるが、伝説を知らなかった」とメモを取っていた。児童は、このあとも地域の歴史を学び、秋の文化祭で中間報告をする。
※ご覧の記事の内容は2019年6月6日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日6月6日 19:00~6月12日 19:00まで)
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