2019年06月05日 19:06更新
福祉施設の調理担当者などを対象に食中毒や異物混入対策を学ぶセミナーが5日、上越市で開かれた。
このセミナーは、上越市で厨房機器などを販売している「タマルヤ」が開いた。セミナーは、食中毒と異物混入がテーマで、福祉施設や弁当製造会社の調理員など約40人が参加した。
講師は、上越保健所の小黒啓史さん。小黒さんは、管内で昨年度発生した食中毒や異物混入事故のほとんどが、現場の仕事量が増えて、忙しくなったときに起きていると指摘。しかし、当事者は忙しさが原因になっていることに気づいておらず「落とし穴」になっている。と警鐘をならした。
その上で小黒さんは、小さなリスクを見逃すなとして、食材の温度管理がおろそかになっていないか、製造ラインの近くで食品のビニールや紙包装を開けていないか、製造機械のネジやピンが外れていないかなど、具体的な事項をあげ、注意を促した。
受講者からは「普段からやっているが、忙しいときに色々起きるので意識しながら仕事したい。」「手洗いや消毒は毎日している。よりいっそう緊張してやらなければならない」といった声が聞かれた。
主催したタマルヤの椿卓士社長は「食中毒は通年起きている。受講者にはすぐに実践し継続してもらいたい。」と話していた。
タマルヤでは、来年以降もこうしたセミナーを開いていく予定だ。
※ご覧の記事の内容は2019年6月6日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日6月6日 19:00~6月12日 19:00まで)
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