2019年06月04日 11:00更新
すべては若手をそだてるため!
上越消防本部が開発した火災調査のシミュレーションアプリがこのほど消防庁長官賞を受賞し3日、上越市の村山市長から表彰状が贈られた。
消防庁長官賞を受賞したのは、アプリを開発した上越消防本部の横田里美さんと入村宗さん。このアプリは、去年開発されたもので、これを使うと、火災現場で出火の原因などを調べる手順やノウハウをゲーム形式で学ぶことができる。
賞の選考では、こうしたアプリによるシミュレーション訓練は大都市の消防本部でも手を付けていないとして、経験の浅い署員の教育に役立つものと高く評価されたということ。消防庁長官賞は、最高賞にあたる。
この日は、村山市長がアプリについて説明を受けたあと、受賞を喜び、今後のバージョンアップに期待を寄せた。これに対して、伊藤公雄消防長は、このアプリが全国の消防本部などで導入され、若手の育成に役立てばと願っていると応えた。
アプリを開発した入村宗さんは「すでに福岡市と新潟市の消防から依頼を受けている。火災調査課の同期も触手を伸ばしている。そういったところが核になって各県に広がることを楽しみにしている」と話した。
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日6月4日 19:00~6月10日 19:00まで)
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