2019年05月30日 10:22更新
上越市立水族博物館「うみがたり」で珍しいナマコが展示されている。
「ネコバスみたい!」「珍しいですね」。来館した人たちが水槽を眺めながら話した。 その目線の先にあるのが、ナマコだ。体の一部、腹側が白くなっている。「うみがたり」サブリーダー、須藤耕佑さんは「見たことがない体のパターン。どうしてこうなったか、我々も想像の域を出ない」 と驚く。
これはマナマコという種類。5月17日、糸魚川市能生の沖合で漁の網にかかり、翌日からうみがたりで飼育されている。体は伸び縮みし、体長は15cm~20cmほど。
「うみがたり」によると、ナマコの体の色は、すむ環境によって異なり、通常は茶や赤などになる。しかし、遺伝子の突然変異で体の色素を作り出せず、全身が白くなることがある。その確率は10万分の1と言われている。今回見つかったナマコは、体の一部だけが白く、それ以上に珍しい可能性があるという。
同じ水槽にいる、通常のナマコ
須藤さんは「白いナマコは幸運の証として知られている。見つかったマナマコの色は、半々なので幸運かどうか分からないが、珍しいので見に来てほしい」と話している。
「うみがたり」では今後も飼育を続けて、色の変化などを観察することにしている。マナマコがいる水槽は、3階の大水槽の向かいにある。
「うみがたり」ではこのマナマコの紹介文を今週、水槽のわきに取り付ける予定。
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