2019年05月20日 19:01更新
今月上旬、滋賀県大津市で園児が散歩中に交通事故の犠牲になったことを受け、20日から上越市内の公立保育園で散歩コースの緊急点検が始まった。
緊急点検は市が単独で実施する。対象は40ある市内すべての公立保育園で、20日は4つの園で行なわれた。このうち市内でもっとも園児が多い春日保育園では、園の職員2人が地域安全支援員とともに散歩コースを点検した。
ポイントは、信号待ちの時に留まる場所があるか、交差点の見通しはいいかなどだ。
保育園によると散歩コースのうち、加賀街道にある春日山町交差点は、特に交通量が多いという。
栁澤さかえ園長は「歩いているときに、車がくれば笛の合図で静止するよう指導している」と、支援員に説明した。
保育園の散歩は、1回に1時間~1時間30分ほどかかり、学年ごとに週3回ほどという。園児が多いクラスは60人ほどで、散歩には保育士5人が付き添う。上越市の公立保育園では、普段から市が作ったチェックリストに基づき、散歩コースの安全確認をしている。春日保育園では先月、2回行なった。
支援員で県警OBの佐藤昭さんは「交差点が一番危険。しっかりと止まり、安全確認することが大事」とアドバイスした。栁澤園長は「私たちが気をつけていても、車の動きがいつどうなるか分からないことが一番怖い。危なくない経路を散歩できるよう、今後も検証したい」と話した。
市では6月5日までにすべての園の散歩コースを点検する。また私立保育園については、公立保育園で点検を実施していることを伝えたうえで、必要に応じた点検を呼びかけている。
※ご覧の記事の内容は2019年5月20日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日5月20日 19:00~24日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.