2019年05月08日 18:15更新
上越市安塚区の直峰城跡で8日、かつての城主の遺徳をしのぶ風間祭が行われた。
直峰城は、安塚区の中心部にある山城。城主は風間信濃守信昭公。約650年前の南北朝時代に、北陸や信濃に出陣した武将だ。地元では、信昭公が安塚の基礎を築いたとして、その遺徳をしのぶ風間祭を、120年以上前から毎年5月8日に開いてきた。
今年は、城跡にある観音堂跡と本丸跡で仏式・神式の法要が営まれ、主催した直峰城跡保存会の会員や地元住民など約50人が参列した。
祭りには、信昭公が建立した神奈川県の寺の檀家や風間氏のルーツがある長野県から末裔も参列し、静かに手を合わせていた。
末裔の風間孝三さんは「地元の皆さんに感謝。先祖に思いを寄せ感激した」と話していた。
直峰城跡保存会の秦周司会長は「何としても祭りを続け、地域を元気にし、安塚を訪れる人を増やしたい。」と意気込んでいた。
直峰城は、信明公のあと、上杉謙信公が関東に出兵する拠点としたことから、祭りでは出陣の儀式、武禘式も再現され、にぎわいを添えていた。
※ご覧の記事の内容は2019年5月8日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日5月8日 19:00~5月14日 19:00まで)
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