2019年04月16日 18:05更新
上越市吉川区の源地区には、樹齢300年のシダレザクラが3本あり、いまが満開、訪れる人の目を楽しませている。
シダレザクラは、源地区の尾神集落と報恩寺、村屋集落にある。このうち村屋集落のシダレザクラは、江戸中期の儒教学者、村松蘆渓の生家にあることから、蘆渓ザクラとも呼ばれている。3本とも樹齢300年の古木で、地元では三大シダレザクラとして親しまれている。
いずれも今週になって満開になった。吉川三大枝垂れ桜を守る会の村松哲夫さんは「今年は最高の咲き方。福島県の滝桜ほどではないが、滝桜に近づいている」と太鼓判を押す。
3本のサクラは数年前まで傷みが目立ち樹勢が衰えていた。地元では、4年前に守る会を立ち上げ、樹木医による治療や周辺の草刈りなど保全活動を続けてきた。その甲斐があったのか、今年は例年以上に花の付きがよくなったという。村松さんも「花の色も濃いピンクになった。治療の甲斐があった」と喜ぶ。
三大桜の評判がひろまり、今年の花見客は例年以上に多いという。守る会では今後も保全活動を続け地域のシンボルとして活性化に役立てたい考えだ。
村松さんも「サクラを通じてみんなが一つになり地域の活性化になれば良い」と期待を寄せる。
吉川区のシダレザクラは、今週末まで見頃だという。そのうち、尾神集落は20日まで、村屋集落の蘆渓ザクラは19日までライトアップされる予定。
※ご覧の記事の内容は2019年4月16日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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