2019年04月09日 18:12更新
心身の成長や発達に不安がある子供を対象に、日常的な動作や集団生活への適応などをトレーニングする民間事業所が、上越市藤巻にオープンした。
オープンしたのは、「スパークハウス上越ふじまき」。総合福祉サービスのリボーンが県指定の障害児通所支援事業所として開設した。
対象となるのは、1歳から10歳程度までの発達に不安がある子ども。トレーニングの内容は、あいさつや着替え、トイレの使い方などの基本動作から、コミュニケーション力の育成など。具体的には、発達障害の世界的権威が提唱した理論にもとづいた「スパーク運動療法」を取り入れていて、子どもたちはその発達段階に合わせて、脳細胞を強化する有酸素運動に取り組む。
メニューには、体を動かすゲームやボール遊びなど、遊びの要素を取り入れている。こうしたプログラムは運動療育士や保育士など専門のスタッフ5人が個別に指導する。
スパークハウス上越ふじまきの古澤麻衣管理者は「子どものストレスを緩和しながら遊びを提供する。自分がやりたい、やってみたいと思えるよう促す。指導員はその子の発達に合わせて遊ぶ」と解説する。
もう一つの特徴は、子供だけでなく親子が一緒にトレーニングに参加することだ。
これについて古澤さんは「ここでは1時間の個別療育。一方家で過ごす時間はとても長い。親にかかわり方知ってもらうことで不安や悩みの解消してほしい」と話している。
スパークハウスを利用するには、上越市の福祉課か子ども発達支援センターに相談し、通所受給者証明書を発行してもらう必要がある。原則、ひとり1コマ1時間で1日の定員は10人。利用料金は本人負担が原則1割で、1回800円ほどの見込み。
詳しい問合せは、スパークハウス上越ふじまき ℡025-523-0710まで。
なお、こうした療育支援サービスを提供する施設は、このほかにも、「ブロッサムジュニア上越春日山教室」が民間施設として今月開設されている。
これまでは市が運営する「こども発達支援センター」だけだったが、「スパークハウス上越ふじまき」と「ブロッサムジュニア上越春日山教室」のふたつが加わった。
※ご覧の記事の内容は2019年4月9日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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