2017年03月06日 11:01更新

上越市や妙高市で不審電話や特殊詐欺の前兆電話が多数発生している。

上越市によると6日、午前8時40分頃、市内で消防署の名をかたり「防災のアンケート送りたい」との電話があり、その中で家族構成を聞かれるという不審電話が発生した。 消防署では、このようなアンケートを実施していない。また消防署以外の公的機関の名をかたり、家族構成を聞き出す不審電話も市内で多く発生しており、警察や市では注意を呼び掛けている。

また妙高市では2月下旬から3月5日にかけて、妙高市内の複数の一般家庭に、息子の実名を名乗る者から「○○○だけど。風邪を引いた」などという内容の不審電話が多数かかってきている。

これまでの不審電話で犯人が名乗った息子の名前は、いずれも上越地域の高校の卒業生であったことから、犯人は卒業名簿などを利用している可能性があるということ。

市や警察では、電話で家族構成を聞かれたり、お金の話など、不審な電話があったときは、一旦電話を切り、一人で判断せずに家族や警察に相談するよう呼びかけている。