2019年04月03日 08:46更新
コンビナートを守る龍神!
上越消防本部はあらゆる災害に備え、100m先に放水ができる大型の放水車と、より早く水を吸い上げることができる大容量の送水ポンプ車を日本海側ではじめて導入した。この2台が加わったことで、「ドラゴンハイパーコマンドユニット」と呼ばれる災害対応部隊が完成した。
新しく導入されたのは「大型放水砲搭載ホース車」と「大容量送水ポンプ車」の2台。日本海側でははじめての導入となる。このうち、大型放水砲搭載車は最大毎分8,000リットルの放水が可能で、100m先の火を消すことができる。さらに、1㎞まで延長できる大口径のホースも備えている。
また、ポンプ車は海や川から水を吸い上げる水中ポンプを搭載していて、毎分4,000リットルの水を吸い上げることができる。
上越地域消防事務組合の武田優隊長は「国から貴重な車両を貸与されている。上越市民のみならず、全国のみなさまのためにがんばりたい」と意気込んだ。上越消防本部では消防庁の方針に基づき、ドラゴンハイパーコマンドユニットと呼ばれる部隊の編成に取り組んできた。この部隊は特殊災害に備えるもので、特に、直江津地区の石油コンビナートや化学プラントなど、エネルギー・産業基盤での災害に出動する。
このほかの装備としては、大型化学車や泡原液搬送車などがある。今回導入された2台は、ドラゴンハイパーコマンドユニットの中核となり、これで必要とされる7台すべてが揃った。上越市の村山秀幸市長は「災害がないにこしたことはないが、いざというときに活躍してもらいたい」と話した。
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間2日 19:00~6日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.