2019年03月31日 05:00更新
代々高田藩主を務めた榊原家所蔵の掛け軸や嫁入り道具など、ゆかりの品をあつめた展示会が観桜会にあわせて4月1日(月)~15日(月)の間、上越市大手町の榊神社で開かれる。
この展示会は旧高田藩和親会が毎年、観桜会の会期にあわせて開催。榊原家は江戸中期から版籍奉還まで6代にわたって高田藩主をつとめた。会場には徳川四天王の1人で藩祖の康政から14代当主政敬まで、ゆかりの肖像をはじめ、直筆の書、絵、掛け軸など20点が展示されている。
これは11代政令が白河藩藩主松平定信から贈られた横笛。政令は赤倉温泉の開湯や産業の振興など藩の財政立て直しをすすめ、名君と呼ばれた。
一方、舞楽殿には16代政春の妻で徳川慶喜の孫、喜佐子が嫁いだ際に持参したひな人形や膳揃、檜扇や箪笥が展示されていて、 どの品にも徳川家の葵紋と榊原家の源氏車が刻まれている。旧高田藩和親会の長谷川浩事務局長は「榊原家は高田藩を約130年間統治したが、その功績はなかなか表に出てこない。ぜひ上越の人に知ってほしい」と話す。
榊原家歴代藩主掛軸展 ひな人形展
■4月1日(月)~15日(月)
■上越市大手町 榊神社境内 雙輪館と舞楽殿
■午前10時~午後4時
■入場無料
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間29日 19:00~4月4日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.