2017年02月24日 14:47更新
妙高戸隠連山国立公園に生息する国の天然記念物ライチョウのスゲ細工を市民団体が制作し、24日に妙高市に寄贈した。
(ライチョウのスゲ細工 幅40㎝ 高さ30㎝)
ライチョウのスゲ細工を制作したのは「NPO法人 平丸スゲ細工保存会」。妙高市にあるアウトドアを学ぶ専門学校の学生が、研修で平丸地区に訪れた際「スゲ細工でライチョウを作り、市民の保護意識を高めてはどうか」と提案した。
提案を受けて、細工保存会の柴野 美佐代さんと青野 尚登さんがライチョウのスゲ細工作りに取り掛かった。構想に1か月、制作を含めると完成までに2か月。
特に苦労したのは「爪」と「体の模様」。ライチョウは干支の酉とは異なり、爪の先まで毛に覆われているため、作業が細かくなり、手間がかかったという。また、体の模様を表現するのに実際のライチョウの写真と何度も見比べ、本物にできる限り近づけようと改良を重ねてきた。
入村市長は「このライチョウを今後の保護活動に利用させてもらいたい。保存会がもっと活発に動ける体制を作り、ライチョウをたくさん作っていただきたい」と話した。保存会は「前向きに検討します」答えていた。
保存会では来月、アウトドアの専門学校にもライチョウのスゲ細工を寄贈することにしている。
2017年2月24日 ニュースLiNKで放送 初回18:30 ~