2019年01月16日 15:53更新

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上越市西横山に伝わるユニークな小正月行事「嫁祝い」が15日に行われた。今年は集落から参加する子どもがいないため、近くにある上越市立谷浜小学校の児童が協力して伝統行事をやり遂げた。

西横山の小正月行事「嫁祝い」は、集落に嫁いで初めての正月を迎えた女性が子宝に恵まれるよう、願うもの。400年以上の歴史があり、上越市の無形民俗文化財に指定されている。

行事は集落の子どもたちが行うのが習わしですが、少子化で今年は参加する子どもがひとりもいない。

そのため、行事の保存会が近くにある谷浜小学校に協力を依頼したところ、3年生4年生の19人が総合学習として参加することになりました。

      
今年嫁祝いされたのは、西横山の出身で一昨年結婚した須貝真紀子さん。児童たちは、須貝さんの実家まえで須貝さんを取り囲み、ヌルデの木を打ち鳴らしながら、嫁祝いの歌を唄った。

須貝さんは「私自身、何十年も嫁祝いに参加してきたことだったので、お嫁さんの立場になって祝ってもらうのはとてもうれしい」と。

谷浜小学校の4年生は「長い間続いてきた行事に参加できるのがうれしい」と話していた。

また、西横山小正月行事保存会の和瀬田仙二会長は「（参加してくれた人たちに）大変感謝している。学校に参加をお願いしたら、快く『学校として応援させてもらいたい』とのことで、本当に助かった」と胸をなでおろしていた。

※ご覧の記事の内容は2019年1月16日（水）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間 16日19:00～22日19:00まで）