2018年12月17日 11:21更新
上越市三和区にある3つの小学校のあり方について協議してきた地域協議会が14日、住民説明会を開き、3校を統合する考えを示した。
説明会は里公、上杉、美守の3つの小学校区で14日から順次開かれている。初日となった上杉小学校では、保護者や地域住民など14人が出席した。
今年度の3校の児童数は296人で、6年前から50人近く減少、6年後には今より80人以上少ない213人と予想されている。一部の学校ではすでに複式学級となっている。
こうした状況を受けて三和区地域協議会では、2年前から保護者や地域住民などから意見を聞いてきた他、3つの小学校と、さんわ保育園の保護者を対象にアンケートを行った。
その結果は、「統合が必要」が全体の44%と最も多く、「必要でない」が6%。「どちらともいえない」が28%だった。協議会では、アンケートの結果などをふまえ、3校を早期に統合し1校にすることで考えをまとめ、各校区での報告説明会を始めた。
この日は出席者から、まず3校から2校へ統合し、その後、2校から1校へと段階的に進めてほしいという意見も出されました。しかし1校に統合するとした協議会の方針に異論は出なかった。
統合の方向を決めたなか、一方で課題も明らかになった。新しい校舎を建てるには市の財政が厳しいこと、使わなくなった空き校舎の活用が困難ということ。3校の校舎いずれかを再活用する場合には、増築が必要になると見られている。
報告会は、あす18日は里公小学校で、あさって19日は美守小学校でいずれも午後7時から開かれる。協議会では寄せられた意見をまとめ、今年度中に市の教育委員会に提出したいとしている。
※ご覧の記事の内容は2018年12月17日(月)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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