2017年02月12日 18:31更新
雪崩の危険性が高まるこの時期、子ども達に雪崩から身を守る術(すべ)を学んでもらおうと上越市板倉区で、小学校の児童と保護者を対象とした「なだれ防災教室」が行われた。
「なだれ防災教室」は、山部小学校と妙高砂防事務所の共催。去年に続き2回目の開催となった今回は、山部小学校の全校児童と保護者合せておよそ60人が参加。はじめに地すべり資料館で、雪崩の種類とメカニズム、発生の予兆や被害の大きさなど基本的な知識について学んだ。
その後、実際にビーコンとゾンデ棒を使い、雪崩による遭難者の捜索を体験。まずは雪に埋まった人を発見するためのゾンデ棒を雪に差し、先端から伝わる感触を確認した。
次に、ビーコンを使い、雪の中に埋められたぬいぐるみの捜索に挑戦。児童たちは、ビーコンの音を頼りに場所を特定し、一生懸命に手で雪を掘り起こしぬいぐるみを探し出した。
山部小学校の山川校長は、「山部は雪があっての地域でもある。いかに雪と上手く付き合っていくかも大事。そのためには雪の怖さも学習しないといけない。小さい頃からこういう体験をしておけばいざというときに生かせる」と話している。
※2017年2月13日 ニュースLiNKで放送 18:30~