2018年11月21日 16:10更新

NPO法人「平丸スゲ細工保存会」が制作したライチョウのスゲ細工が、高円宮妃久子殿下に進呈されることになり、21日に妙高市に納品された。

これが完成したライチョウのスゲ細工。幅20cm、高さは34cm。制作したのは、妙高市平丸地区に伝わるスゲ細工の保存伝承に取り組む「平丸スゲ細工保存会」。今年10月、妙高市で開催された「ライチョウ会議」に臨席した高円宮妃久子殿下に、ライチョウのスゲ細工を進呈しようと、今年の夏頃から制作が進められてきた。

制作の様子

練習も含めて4体制作したうちの1体が、進呈される。特に苦労したのは「爪」。通常の鳥と異なり、爪の先まで毛に覆われているため、作業が細かく手間がかかったということ。

保存会の柴野美佐代さんは「普段とはまた違う緊張感があるなかでの制作だった。進呈できることを光栄に思う」と話した。

妙高市に納品されたスゲ細工は、今月中に高円宮妃久子殿下に進呈されることになっている。

道の駅あらい募金箱設置  今後も継続実施

また、きょうは、保存会がライチョウの保護に役立ててもらおうと集めた募金1万円が市へ寄付された。受け取った妙高市環境生活課の岡田雅美課長は「来年もサポートメンバーの人と、市民を巻き込んでライチョウの保護活動に取り組んでいきたい」と話した。

ライチョウ会議 記事　⇒　https://www.joetsu.ne.jp/60495

※ご覧の記事の内容は2018年11月21日（水）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間21日19:00～28日19:00まで）