2018年11月20日 18:20更新
上越市大和にある釜蓋遺跡で、今年度行われた調査の報告会が20日に開かれ、新たに見つかった大型の縦穴建物跡を検討した結果、釜蓋遺跡が、県内最大級の集落である可能性が出てきた。
JR上越妙高駅 西口近くにある釜蓋遺跡は、弥生時代の終わり頃から古墳時代のはじめ頃の集落跡。
発掘調査は平成21年度から進められ、これまでに近江地方など遠方の土器や舟の輸送を思わせる川べりの建物跡が見つかったことから、物流の拠点集落だったと考えられている。
さらに、昨年度の調査で大型竪穴建物跡の一部が見つかったことから、今年度は範囲を広げて発掘調査をしてきた。
その結果、これまでで最も大きい約12.4m四方の建物跡が発掘された。また、柱の跡とみられる穴が4つ見つかり、そのうちの一つからは壺と勾玉が出土した。
今回の結果とあわせ、4つの建物跡が見つかったことになる。
これを受けて上越市教育委員会文化行政課は、釜蓋遺跡が弥生時代末期から古墳時代初期の間では、県内最大規模の集落ではないかとみている。
今後は、発掘調査を今年度で一旦区切り、総括報告書を2年間かけて作成する予定。
※ご覧の記事の内容は2018年11月20日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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