2018年09月20日 16:56更新
上越市八千浦地区のお年寄りが、20日、古民具を集めた施設を見学し、地域の歴史をふり返った。
古民具が展示されているのは上越市中郷区岡沢にある岡沢拠点収蔵施設。ここには、市内13区から寄せられた古民具2万6千点が展示されている。
20日は上越市八千浦地区の住民11人が施設を見学した。一行は、八千浦地区で使われていた道具を通じ、かつての地場産業の歴史をふり返った。
これは地引網漁業で使った「どぶね」。国の重要有形民俗文化財に指定されている。見学者の中には、実際に「どぶね」を使った人もいて、昔を懐かしんでいた。
これは養蚕で使われた道具。養蚕は八千浦地区の重要な産業だった。昔を知る人は「財政悪化で役場の品物が差し押さえになったとき地場産業を養蚕に変え、すぐに現金で収入を得られるようにした。八千浦は養蚕のおかげで財政が上向きになった」と説明した。
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