2018年09月13日 15:53更新
上越市立浦川原中学校で13日、声楽のコンサートが開かれ、〝日本で一番低い声〟といわれるオクタビストの石塚勇さんが歌を披露した。
コンサートは、上越文化会館が子どもたちに本物の芸術に触れてもらおうと企画した。歌っているのは糸魚川市出身の石塚勇さん。
石塚さんは低い音域「バス」よりもさらに1オクターブ低い声で歌う「オクタビスト」として全国でコンサートを開いている。また、その低音を生かし、実写映画版「くまのプーさん」の日本語吹き替えでロバのイーヨーの声を演じている。
身振り手振りを交えた「蚤(のみ)の歌」。滑稽な仕草と大きな声に、生徒も驚き、笑った
きょうは、おなじく糸魚川市出身のピアニスト、田村淳一さんの伴奏で「アメイジンググレイス」や「ナイトアンドデイ」など世界の名曲を10曲以上歌った。
また、浦川原中の生徒たちも石塚さんと一緒に校歌を歌うなど、音楽を通じた交流を楽しんだ。
生徒は「聞いたことがないくらい低い声だった」「歌に合わせながら手拍子を打つのが楽しかった」と話した。浦川原中学校では、10月下旬の音楽発表会で、全校生徒が合唱するということで、きょうのコンサートを参考にするとのこと。
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